それにしても but still 2004 9 27
それにしても、株式市場では、全く、内閣改造が話題になっていません。
内閣改造よりも、トヨタやソニーの社長交代の方が、大きな話題になるかもしれない。
そうすると、今回の内閣改造は、
トヨタやソニーの「内閣改造(役員)」レベルの話なのでしょうか。
昔の株式市場を知る人にとっては、実に、さびしい限りです。
しかし、これも、やむを得ないかもしれない。
今回の景気回復は、各企業の自力と自助努力によって達成されたものだからです。
株式市場として、また産業界として、
内閣に望むことは、さらなる規制緩和でしょう。
規制緩和が進んだ現在でも、
まだ規制が多くて、仕事がやりにくいと感じている人も多いのです。
法律、政令、省令、通達、通知、行政指導、業界の慣行など、
規制は、星の数ほどあります。
こうした規制の海の中で、新しく事業を始めるには、
やはり、政治家や官僚の「コネ」が必要になります。
そのためには、政治家への資金提供が必要となり、
あるいは、官僚OBを役員にする必要が出てくるのです。
こうした「規制」は、政治家や官僚にとって、「飯の種」です。
しかし、本来ならば、政策を、「飯の種」にすべきです。
そのためには、政治家のための「学校」を作る必要があります。
現代における政治や経済は、
複雑化・高度化してしまいましたので、勉強をしないと、ついていけないのです。
政治家のために、国立の研修所を作る必要があります。